女優の石田ゆり子さん(52)が『lily(リリイ)』の名義でCDデビューすることを発表しました。
昨年から音楽活動を始めており2021年の12月はカバー曲で配信をしました。
今回発売するCDは5曲が収録されており、オリジナル楽曲の作詞は全て石田ゆり子さん本人が手掛けています。
女優として多くのドラマに出演してきた石田ゆり子さんですが、歌に関しても同じ表現の世界の住人として、いつかは挑戦してみたいと思っていたそうです。
一部の楽曲はYouTubeでも公開されており、幻想的だけど身近な日常を思い起こさせる楽曲と、石田ゆり子さん改めlilyさんの柔らかで優しい声色が心地いい時間を提供してくれます。
今日の記事では、石田ゆり子さんの声にまつわるお仕事について紹介していきたいと思います。
執筆者
Sabi-Labs ライター しちみ
- フリーライター
- 寄稿先では恋愛ノウハウブログを担当
ジブリ作品に出演
石田ゆり子さんの声優としてのキャリアのスタートは1994年公開のジブリ映画『平成たぬき合戦ぽんぽこ』でたぬきのヒロインおキヨ役。
その後ジブリ作品に何度か出演し、1997年公開の『もののけ姫』ではオオカミに育てられた少女のサン役、2011年には『コクリコ坂から』で医者の卵の北斗美樹役として出演しています。
特にもののけ姫は当時社会現象となった大ヒット作品で、201億円もの興行収入を築きました。この数字は2001年の同じジブリ映画の『千と千尋の神隠し』に抜かれるまでは日本のアニメ映画では1位でした。
現在でも日本で公開された映画の歴代興行収入では7位にランクインしており、25年以上も愛され続けている作品です。(2022年9月のデータ)
ジブリ作品以外の声のお仕事
ジブリ作品以外では『真救世主伝説 北斗の拳OVA』(2007-2008)のヒロイン、ユリア役として出演しています。
ジブリの暖かな世界観とは真逆なハードボイルドな北斗の拳に、石田さんが出演されているのは少し意外かもしれませんね。
声の仕事に関してはコンプレックスも
星野源さんがMCを務めるラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』に出演した石田ゆり子さんは、もののけ姫に出演した当時を振り返って自身の演技を「穴があったら入りたい」と話しています。
もののけ姫に出演した当時の石田ゆり子さんは27歳で、声優としてはまだ2作品目。
役に対しても失礼だと思っているので、自分では下手だと思わないようにしているそうですが、ネットのコメントで「下手!」と言うのを見ると、金曜ロードショーで放送されるたびに辛い気持ちになるそうです。
もちろん、石田さんの声優としての演技を好きな人もいますし、私もその一人です。
オオカミに育てられたサンの不器用だけど真っ直ぐで純粋なキャラクターを表現している、石田さんにしかできなかった演技ではないでしょうか?
歌手lilyの今後の活動
今年53歳を迎える石田ゆり子さんの新たな挑戦が『lily(リリィ)』名義でのCDデビューです。
初のCDタイトルは「リトルソング」、10月26日に発売となります。
プロデュースは大橋トリオさんが担当。先に紹介した『lily-うたかた』も大橋さんの楽曲特有の優しさに溢れている曲ですね。
2022年11月3日、東京国際フォーラムで行われる大橋トリオデビュー15周年ライブにて、石田ゆり子さんことlilyもゲスト出演が決まっています。
石田さんの作品は『りりィ – トピック』の名前で9月1日からYouTubeでも配信されているので、一度ご覧ください。
まとめ
来月の10月3日で53歳の誕生日を迎える石田ゆり子さん。
新たな挑戦に、幾つになってもやりたいことはまだまだやる!という勇気をもらうことができました。
独特な世界観を持つ楽曲は、石田ゆり子さんファンのみならず、ジブリファンやアニメファンにも刺さると思うので、是非一度YouTubeを覗いてみてはいかがでしょうか?
lilyとしての石田さんの今後の活躍が非常に楽しみです。